先日、フェイスブックでこんな投稿をしました。

そこそこ長い文章ですので、以下に記載します。

 

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【歌は毎日変わっていく、当たり前ですが】

声を出すことは生きることと連動しているので(あ、、、当たり前か)
毎日歌は変わりますよね。

私の10年前は

張りがあって
勢いがあって
突き刺すようだったり
爆発するような広がりだったり
技術は粗くて
受けきれないほど気持ちはどんどん溢れてきて

そんな歌ばかり歌っていたように思います。

10年前、
ある舞台で歌うことになり、そのリハーサルで、
学生時代から私の歌を知る、舞台監督が
「歌が上手くなった、なんというかはりあげない声で堪えている中に感情がほとばしっている」
というようなコメントをもらいました。
舞台の中で歌う時はその作品の中に自分が生きていて、そのコメントのような歌い方になったのだと思います。

学生時代よりは練習時間が割けないなか
なんとか歌っていた私には「上手くなった」とは意外な評価でした。

歌は
もちろん基礎の体、呼吸、発声があって
技術が積み重ねられて
豊かな表現につながることは間違いないのですが

やっぱりそれだけじゃなくって

経験
気持ちの豊かさ
言葉にした時の説得力
歌っている人間の背景

が、歌には現れるから、

「豊かに生きる」こと自体が
歌を向上させる要素になるということで、
やはり、間違いないのだろうと思います。

添付の動画は
約10年前、初めてレコーディングスタジオでレコーディングした私の歌。
オリジナル曲です。
今歌ったらどんな歌になるだろう、、、と自分でもニヤリとしてしまいます笑
(だって、失恋を引きずる歌なんだもの!!!)

『雪がとけないまま』 作詞作曲 加藤希

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この投稿で

《経験
気持ちの豊かさ
言葉にした時の説得力
歌っている人間の背景

が、歌には現れるから、

「豊かに生きる」こと自体が
歌を向上させる要素になるということで、
やはり、間違いないのだろうと思います。》

 

という部分。

 

あとから

「うーん、なんか偉そうなこと言っちゃったなぁ」「誤解生みそうだなぁ」

と思ってしまい(笑)

 

「豊かに生きる」ということが歌とどう関わるかということ

「豊かに生きる」ってそもそも何?ということについても

もうちょっと丁寧に考えたいなと思いました。

 

豊かに生きるってなに?

ここで私が言う「豊かに生きる」とは

感情の行き先を阻まない

喜怒哀楽に心身が素直に傾いて

その状態を自分が認識して

自分で自分を受け止めることができる毎日

です。

 

今、考えながら言葉を並べているので、明日同じことを説明しろと言われたらおそらく別の言葉が出てくるのだと思います。

 

決して「リア充」(←これってもう古い?!)が「豊かに生きる」という意味ではないよ、と

ここでしっかり言いたいと思います。

 

いろんな感情

たくさんの気持ちを

自分自身で受け止めて

すべての気持ちを自分のものにして

それらと向き合うことができる毎日。

それが豊かに生きること、と思っています。

 

これって

ちょっと一言では表すのが難しいのですが

(なので、もっとうまく言葉にできたらまた改めてブログ書きたいと思います)

 

見栄や意地や体裁を気にしたりして

感じていることを感じていないふりをしたり

なにか事情があって

気持ちを隠さなければいけなかったり

そもそも、なにも感じていない、と思っていたり

自分にうそをついて、気持ちをないがしろにしてしまったり

 

大人になるにつれて感情を外に出すことを抑える傾向があると思いますが

その抑えた感情をしっかり受け止めているかどうか、

なかったことにしていないかどうか、

という部分がキーなのかな、と思っています。

 

豊かに生きることが歌とどう関わるのか

気持ちが落ち込んだとき、自然と声は低く、小さくなる傾向があります。

気分が高揚しているとき、口調のテンポがアップし、声が大きくなる傾向があります。

暗い気持ちを隠して明るく振舞おうとしたとき、声を高めに出そうと心がけようとする人がいます。

気持ちを落ち着けたいときに、深呼吸をする人がいます。

また、低く、ゆっくりしゃべる人もいます。

声は感情と密接です。

 

声を出すことは、息を吐き、吸って、吐くときに声帯に呼吸を通し、

口腔、唇で発音の形を作って、初めて言葉が発声されます。

まず呼吸が楽にできないと、声は楽にでません。

体が緊張し、がちがちになっていたりして

呼吸が浅かったり、肋骨の動きがスムーズじゃないと

発声がうまくできない場合があります。

 

こんなふうに、声の状態はその人の心身の状態を表していることがあります。

 

「豊かに生きる」ことで

毎日さまざまなことに気持ちを揺らして感情を味わい、

その状態の声を出すことができる。

「豊かに生きる」ことは、歌の表情をカラフルにし

聴いている人の心に訴える、納得させることができる。

そう考えています。

 

幸せな時はどんな体でどんな声が出るのか

・・・背筋がのび、胸が開き、どこまでもまっすぐな声を飛ばしたいような気持で高らかに歌いたくなる

悲しいときは

・・・胸の中がざわざわとして、鼻の奥がつーんとして、肩が前に出て、絞り出す声は震えている、それでも高ぶる気持ちは抑えられない

など、

 

例えば、

失恋を知らなければ失恋の歌はリアリティがないかも?とか

争いを知らなければ平和を願う歌をまっすぐに歌えないかも?とか

そんなようなことです。

 

うまく、説明できているのか、、、。うーん。

 

歌うって生きるってこと

と、私は思っていて(大げさな言い方だな、と自分で突っ込みたくなりますが(笑))

毎日のいろいろが歌に出るなぁと感じます。

学生時代、やる気が起きずにだらだらと過ごした毎日、

大学を卒業して、アルバイトを掛け持ちしながら舞台やライブをしていたころ、1週間のおかずはキャベツ1個のみの生活だったり、

昼間働き、夜は稽古、夜中はずっと制作して朝を迎え、不眠不休でアルバイトに行ったり、

コールセンターのアルバイトの時は一日中電話応対で声が枯れそうになって、「私は歌手なのに声を枯らすなんて、、、、」と自分に腹を立てたり、

事務系のお仕事のときは、責任をもって仕事をせねばと力みすぎて毎日くたくたになり、歌もダンスも稽古にいけない日々が続いたり、

シンガーソングライター、歌手とは思えないような(笑)生活をして、葛藤や悔しさ、情けなさ、悩んだりした日々を、

私は

歌い手としてとても貴重な時間だったと思うのです。

 

もちろん、基礎練習、稽古は必要です。

発声も筋トレのようなものなので、数日怠ると声が変わりますし。

だけど、それだけではなく、

「豊かに生きる」ことが歌を向上させると、今だからこそ、思います。

あなただけの歌をうたうために、「豊かに生きる」こと。

どんな毎日もあなたのためにある一日だということ。

ほんのちょっと頭の片隅に置いといてもらえると嬉しいです。

 

 

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